NLPとは何か。ちょっと解説。
NLPとは、「Neuro-Linguistic Programming」の略で、日本語に訳すと、神経言語プログラミングと言うことになります。他にも、神経言語学的プログラミングとも言いますが、簡単に言うと、脳の取扱説明書と言うことになります。
NLPとは何かと言われると、NLPには、さまざまな視点からの理論があり、また、その応用による治療や自己啓発法などもごちゃ混ぜにしてNLPと呼ばれているので、ひと言で説明するのは難しいのです。
しかし、その理論や理論を応用した手法を使って、病気の治療や、コミュニケーション力の向上など、生活を豊かにしたり、ビジネスでの業績を向上させるのに効果をあげる例がたくさんあるのだそうです。
わかりやすいところでは、テレビでも話題になったメンタリストなどの人の心を読む手法などは、NLPの理論を応用したものです。
私達の脳は、ニューロンと呼ばれる神経細胞が複雑に絡み合ってできています。細胞間の電気的な信号のやりとりで、私達の脳は、さまざまな状況を感知し、判断し、命令を下しています。
それらをまとめて思考と言いますが、この思考は、私達の意識によってコンロールされていると思われがちですが、実はそうではないのです。
私達の意識の範囲外の脳の機能によって、私達の行動はコントロールされている分がかなり多いことがわかっています。その無意識の分野を、潜在意識と呼んでいます。
私達は、この潜在意識を無視して生きていますが、そのことによって、遠回りのことをしたり、的はずれなことに時間と労力を費やしたりしてしまいがちなのです。
私達が、人生を思った通りに過ごすには、意識の世界だけでなく、無意識の世界、潜在意識のことをよく知り、潜在意識をコントロールする必要があるのです。
NLPは何かと言われれば、そのための手法ですというのもひとつの答えです。
複雑な電気信号のパターンである脳の機能を、コントロールするためには、どうしたらいいのでしょう?電極を脳に取り付ければいいのでしょうか?薬を飲めばいいのでしょうか?
いいえ。私達には、潜在意識をコントロールするための強力な道具があったのです。それが「ことば」です。そう、言語を使って潜在意識はコントロールすることが可能なのです。
NLPは、そのしくみを系統的に説明しています。また、その理論を応用して、潜在意識を活用するための手法も開発されています。
ですから、神経、言語、プログラミング=脳の取扱説明書と呼ばれているのです。
NLPとは何か?それは、脳の取扱説明書というのが、わかりやすい解説かもしれません。